2014/08/02

ニス塗り その3


ホワイトヴァイオリンのセットアップ 目次


赤ニスを塗る

ニス塗りもいよいよ大詰めです。赤いニスを塗り重ねていきます。





最初にニスを塗り始めたのは真冬でしたがもうすっかり暖かく(というより暑く)なってきて、最近ではニスの乾燥も明らかに早くなっています。オイルニスの乾燥というのは酸化・重合という一種の化学変化ですから、気温が高い方が反応が早くなるのでしょうね。

赤いオイルニス



さて、赤ニスを15回ほど塗り重ねてこのような感じになりました。

表板側から

裏板側、最も塗りやすいため既に綺麗に仕上がってます。

渦巻き部

F字の下の方にニスが溜まってしまっています。
このようなものも研磨で均します。



このレベルになるともはや1・2回塗り重ねた程度では違いがわからないので、逆にどこまで塗ればいいのかという引き際もわからなくなってきます。

この後全体的に研磨してニス表面を整えることになるので、最終的なイメージよりも若干濃い目に塗った方が良いでしょう。


ニスの研磨

研磨する際はオイル等で表面を湿らせてから磨きます。オイル無しで磨くとすぐに地肌まで削れてしまいますが、表面にオイルの膜があることで細かい凸部を集中的に削ることができます。いずれにしてもあまり力を入れずに表面の凸凹を感じるつもりで磨くのがコツです。


サンドペーパー類は色々試してみましたが、一番使いやすかったのは住友3Mのスポンジ研磨剤でした。

スポンジ研磨剤はこのSUPERFINEと、より細かいULTRAFINEがあればだいたい事足ります。


程よい弾力と伸縮性でヴァイオリンのどんな面にもピッタリフィットして磨くことができます。


そして磨き上げたヴァイオリンがこちら。

研磨前と変わらないように見えますが・・・
F字孔やエッジに溜まったニスを集中的に削りました。

こちら側もエッジ中心で、あとは撫でた程度です。

渦巻きの輪郭を立たせるためにエッジのニスを薄めにしてみました。


ペーパーで磨くとニスは傷だらけになります。本来は目の細かいペーパーやトリポリ粉末などで傷が見えなくなるレベルまで磨くものですが、一晩置いておいたら傷が完全に無くなってしまいました。おそらくニスが非常に柔らかいために傷の部分に流れ込んで埋まったのだと思います。


というわけで長期間を要したニス塗りもようやく終わり、と言いたいところですが、薄く削ったエッジ部を中心にカバーしたいのであと2〜3回ほど透明ニスを塗る予定です。


道具・材料リスト

オイルニス赤(日本リノキシン) ・・・・・・・・・・4000円
スポンジ研磨剤(住友3M) ・・・・・・・・・・・・・549円
テレピン油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1404円
耐水ペーパー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 539円







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